みそさざいの囁き(浅木ノヱの季語のある暮し)

生活の中に詩を、俳句を。季語のある暮しを楽しみます

障子貼る

切貼りの障子夕闇濃くあはく  ノヱ 

今年の障子は切り貼りで済ませた。やっと貼り終えた障子を見ると、

早くも夕闇が迫ってくる。切り貼りの花が様々な色を見せ、

夕映えの障子は刻々と色を変える一枚の絵となる。

(切り絵歳時記 小出蒐作品集より https://kirieshu.jimdofree.com)

 

我が家には大小33枚の障子がある。東大の襖クラブの方にお世話になったこともあったが、今は破れたら張り替える程度で毎年張り替えることはしない。今年もそろそろその時期がきた。記憶の底にある母の姿やら東大生の手際を思いおこして、自分なりの手際で貼る。小学生の図工程度の仕上がりだが、その未熟さがやる気をかきたてる。そう寒くならないうちに、仕上げてしまわねば。今年は色障子紙に挑戦!